実験編に引き続き、ホタテパウダーの成分について調べていきましょう。
調査を進めると、存外危険性の高いものだということがわかってきましたので是非ホタテパウダーを使っている方は最後までどうぞ。
まずは余談から。
主成分表記のゆれ
Amazonで「ホタテパウダー」と検索すると上位に出てくる商品Aですが、その主成分は①通販サイト、②容器ラベル、③商品説明書で確認することができます。それぞれを見ていくと、
①ホタテ貝殻焼成カルシウム
②ホタテ貝殻焼成カルシウム
③ホタテ貝殻焼成カルシウム(水酸化カルシウム)
上記のようになっています。ちなみにAmazonの商品ページも「ホタテ貝殻焼成カルシウム」のみの表記で、③の商品説明書は商品を開封しないと読むことができません。また、ホームページをくまなく探しましたが「水酸化カルシウム」の表記はありませんでした。
商品を構成する主たる物質名を表すのが「主成分」だとすれば、あくまで原材料と生成方法であるホタテ貝殻焼成カルシウムだけでなく全てに水酸化カルシウムの表記を入れた方が親切かなと思います。その他ホタテパウダー商品をいくつか調べましたが、表記はまちまちでした。統一されていると消費者もわかりやすくて良いかもしれませんね。
水酸化カルシウムとは?
では、ホタテパウダーの主成分である水酸化カルシウムとは何でしょうか。
●水酸化カルシウム(化学式: Ca(OH)2 )
wikipediaより抜粋
慣用名で消石灰(しょうせっかい)とも呼ばれる。水溶液は石灰水と呼ばれ強いアルカリ性を示す。水酸化カルシウムは、強アルカリであるが劇物指定を受けていないため、酸性化した河川や土壌の中和剤、凝集剤として幅広く使われる。
そのほかに、試薬・農業・食品や化粧品のpH調整剤、カルシウム補充剤、化学合成原料、体質顔料、殺菌剤としても用いられる。コンニャクの凝固剤としても使用されている。小中学校などでは校庭に白線を引くラインパウダーとして用いられていたが、目に入ると失明する危険性があるため2007年11月に文部科学省の通達により安全な炭酸カルシウムに変更されている。
水酸化カルシウムは業務利用も多岐に渡る有用な物質のようです。確かに、農業の現場でも「消石灰」として土壌改良に利用する方もいらっしゃいますね。
ホタテパウダーの主成分に関する情報について
ホタテパウダーの主成分に関して色々調べていると、酸化カルシウム(消石灰)と水酸化カルシウム(消石灰)の2通りが散見されます。商品Aの説明書には水酸化カルシウムと書かれていましたが、実際のところはどうなのでしょうか?
水酸化カルシウムの説明は前段にて済んでいますので、酸化カルシウムについて調べて見ました。
●酸化カルシウム(化学式:CaO)
慣用名で生石灰(せいせっかい)とも呼ばれる。特徴として水を加えると発熱し、数百℃まで温まった後、水酸化カルシウムを生成する。乾燥剤や、殺虫剤などに用いられるほか、缶入の清酒や弁当を温めるために水と生石灰を袋詰し、紐を引くと両者が混合して発熱するようにしたものもある。火も使わず煙も出ないため、火を使えない状況や火に弱い素材でパックされた食品を温める用途や、自己加熱缶(英語版)に使われることが多い。
wikipediaより抜粋
実験に使用した商品Aは、水に溶かしても発熱することはありませんでした。このことから、一般に売られている「ホタテパウダー」の殆どが即ち「水酸化カルシウム」ということで間違いなさそうです。仮に発熱してしまうと新鮮な野菜がお湯に浸かって傷んでしまう可能性があることも踏まえれば尚更でしょう。
結構SNSやブログでも間違えて書いている方が散見されるのですが、この商品A然り、ホタテ貝殻を「焼成」したことは明記してもその後「加水」することまで言及していないことに少々疑義を感じます。酸化カルシウム=生石灰が水と激しく反応する性質を持つというのも、あまり一般的でないから省略しているのかなとは思いますが…
原料がホタテなだけに主成分は酸化カルシウム(CaO)ですが、ナトリウム(Na)・カリウム(K)・マグネシウム(Mg)・りん(P)・鉄(Fe)・亜鉛(Zn)など、多種のミネラル成分が含まれています。純粋な水酸化カルシウムというわけにはいかないですが、加水するとpH12.5~pH13.2の強アルカリ水になることを考えるとかなり純度は高そうです。
ホタテパウダー ≒ 水酸化カルシウムの安全性は?
商品Aは「安心・安全な天然素材100%」と表記されているものの、pHの高さといい水酸化カルシウムの特性を調べて見ると使い方を誤ると安全とは言い切れない可能性がありそうです。もう少し水酸化カルシウムについて調べて見ましょう。
まず、ホタテ貝殻焼成カルシウム、即ち水酸化カルシウムは「化学物質」です。科学的には、元素や元素が結びついたものを、化学物質と呼びます。ですから如何なる自然のものも、人間が作ったものも、全てが化学物質です。毎日食べている塩はナトリウムと塩素からできた化学物質です。水も化学物質。
そこで参考にしたいのが、「化学物質の分類および表示に関する世界調和システム(Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals)」、略してGHSというもの。
化学物質の有害性に関して世界共通の分類と表示を行い、正確な情報伝達を実現し、人の健康を確保し、環境を保護することを目的として、2003年7月に国連より勧告されました。果たして、水酸化カルシウムはGHSにおいてどのように分類されているのでしょうか?
水酸化カルシウムのGHS分類情報(抜粋)
というわけでホタテ貝殻焼成カルシウム(水酸化カルシウム)のGHS分類を下記にまとめました。健康に対する有害性という部分だけを抜粋しているので参考にしてみてください。
名称:水酸化カルシウム 物質ID:811 【健康に対する有害性】 ①皮膚腐食性/刺激性:区分2*警告 危険有害性:皮膚刺激 分類根拠: 湿った皮膚に対して強い刺激性を示すデータあり <注意書き> ・皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 ・皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 ・取扱後は暴露した皮膚を良く洗うこと。 ・保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 ・特別な処置が必要である。 ・汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 ②眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性:区分1*危険 危険有害性:重篤な眼の損傷 分類根拠:粒子状酸化カルシウムが眼に重度のやけどを引き起こす可能性があるデータあり <注意書き> ・眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 ・保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 ・直ちに医師に連絡すること。 ③特定標的臓器毒性(単回暴露):区分1(呼吸器系)*危険 危険有害性:臓器の障害(呼吸器系) 分類根拠:ヒトでは大量の水酸化カルシウムの短時間ばく露により、肺水腫とショックを起こすデータあり <注意書き> ・暴露した場合:医師に連絡すること。 ・粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 ・取扱後は暴露した皮膚をよく洗うこと。 ・この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 ・施錠して保管すること。 ・内容物および容器は承認された廃棄物処理場に廃棄すること 。 ④特定標的臓器毒性(反復暴露):区分2(肺)*警告 危険有害性:長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(肺) 分類根拠: ヒトにおいて、石灰の吸入による呼吸経路の炎症、鼻中隔の潰瘍及び穿孔の報告あり <注意書き> ・粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 ・気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。
ちなみに分類区分はGHSにおいて有害性がある場合において1〜4区分に分類され、区分1が最も危険性が高いです。ついでに毒劇物とGHS分類の比較も見てみましょう。
この参考資料で見ると目の重篤な損傷性/刺激性において区分1にある水酸化カルシウムは、医薬用外劇物相当にカテゴライズされるようです。但し、実際は水への溶解度が他のアルカリ金属(水酸化ナトリウム等)と比較して低くアルカリ作用が弱い為に劇物の指定を受けていません。
どちらにせよ、水酸化カルシウムは取り扱い注意、中でも眼や呼吸器に対しては使用を誤ると深刻なダメージを負いかねない様です。
食品添加物としての水酸化カルシウム
GHS分類では取り扱い注意の水酸化カルシウムですが、一方で食品添加物にも指定されている物質でもあります。では、添加物の使用基準及び保存基準の資料を参照してみましょう。
●各添加物の使用基準及び保存基準 (令和3年2月3日改正まで記載)
公益財団法人 日本食品化学研究振興財団より参照
【品名】水酸化ナトリウム
【分類】強化剤・製造用剤
【使用量の最大限度】カルシウムとして1.0%(特別用途表示の食品を除く)
【使用制限】食品の製造又は加工上必要不可欠な場合及び栄養目的に限る
例えばこんにゃくの製造行程で使用される水酸化カルシウムもカルシウムとして添加は1.0%以内とされており、調べてみるとこんにゃく芋1kgに対し7gの水酸化カルシウムを使用する例がありました。この場合の添加割合は0.7%になります。
また、食品添加物としての使用は食品の製造加工段階、また栄養としてのカルシウム補強の目的に限られている様です。除菌洗浄を目的としてのホタテパウダーの利用は、食品添加物としての取り扱いからは外れていると考えるのが妥当かもしれませんね。
因みに食品添加物用の消石灰には規格水準があり、下記の様になっています。
●食品添加物公定書に基づく食添用消石灰 <試験項目> ・含量(CaCO3) :95.0以上 ・性状:白色粉末 ・確認試験:アルカリ性/カルシウム塩の反応 ・塩酸不溶分:0.50%以下 ・重金属(Pb):40μg/g以下 ・アルカリ金属及びマグネシウム:6.0%以下 ・バリウム(Ba):0.030%以下 ・ヒ素(As2O3):4.0μg/g以下
因みにホタテパウダー商品Aがこの規格を満たしているのかは不明です。他の商品には食品添加物規格を満たすものも見つけることができました。
食品添加物だから安全?
食品添加物について少し説明しておきましょう。
食品添加物はごく少量食品に加えるだけで様々な役割をする物質です。その添加量等は食品衛生法によって厳しく決められていますから、食品添加物の摂取だけで病気になることはほぼないと言って良さそうです。食品添加物を使用する主な目的は、
・食品の品質低下(腐敗したり、変質したりするのを)防ぐ。 ・食品の外観(見た目)や、味や香りなどをよくして、食品の品質を向上させる。 ・食品の栄養価を高める。 ・食品の製造、加工に必要。
一般的に食品添加物は悪い(安全でない、体に悪いものである)ように言われることが多いのですが、食中毒や感染症などの原因となる 細菌の増殖を抑制して食中毒を未然に防ぎ(保存料、酸化防止剤など)、豆腐のにがり(凝固剤)や辛子明太子(着色料)などのように食品の製造や外観の向上に欠かせないものです。 また、栄養強化のために加えられるビタミン類なども食品添加物に含まれています。
食品添加物について正しく理解しておきたいものですね。
ところで、GHSに従ったラベル表示は日本では主に業務用製品や工業製品を対象に付与されるもの。現在、消費者向け製品表示は必ずしもGHSに従ったラベル表示ではありませんが、ホタテパウダー=水酸化カルシウムは食品添加物に認定されているから安心というのは少し強引な気がします。
なぜなら、ホタテパウダーは高純度の食品添加物そのものであるからです。食品添加物の多くは極少量で効果を発揮しますが、多量の摂取は様々な健康被害を引き起こす可能性があります。普段私たちが食品から摂取できる食品添加物は、そもそもその量が限られていることが殆どです。
では、食品添加物である物質を食品に添加するのは誰でしょうか?
そのほとんどは食品の製造・加工段階であり、企業の従業員などが取り扱います。そのため、労働者が化学物質の誤った使用により被害に遭わない様注意喚起としてGHSに基づいた「安全データシート(SDS)」というものがあるのです。
ホタテパウダーも、商工業で利用される水酸化カルシウムとほぼ同一のものが、家庭の台所に飛び込んできた形と考えることは何ら不自然ではありません。生産加工現場ではSDSに則り防護衣、防護メガネ、防塵マスク等の対策が推奨されています。水酸化カルシウムは、相応に危険性を持つ物質であることは間違いありません。
危険な物質なら何故簡単に購入できるの?
取り扱いを誤ると危険な水酸化カルシウムは、水への溶解度が1Lあたり1.26g(20℃)と、劇物に指定されている水酸化ナトリウムが1Lあたり1110gなのと比較してかなり水に溶けにくい物質です。目や呼吸器への危険性が区分1とされながらも、水に難溶であり水溶液のアルカリ性が他と比べ弱いことが劇物指定を免れ広く一般に利活用される一因かと思われます。
ただ、毒劇物の指定の理由については毒性だけでなく他の要素も様々考慮されるらしく、断定することはできません。しかしながらホタテパウダーは粉末です。使ってみてその粉立ちの良さに驚きましたが、希釈以前の個体が手に触れたり、目に入ったり、吸入してしまう可能性は大いにあります。
水に溶ける以前の高純度の水酸化カルシウムの個体を取り扱うということは、およそ水に難溶であるという理由で安全性が担保されるものではないでしょう。食品添加物そのものを扱うとすれば、GHSによる注意喚起は是非遵守したいものです。
よく考えれば、小中学校のライン引きに水酸化カルシウムが使われなくなったのも、これが固体粉末として利用されていたことが原因かもしれませんね。失明などの事故が相次いだ物質を、家庭の台所で使うリスクは如何ほどのものでしょうか。
ホタテパウダー=消石灰ということは?
ホタテパウダーの主成分がほぼ水酸化カルシウム、すなわち消石灰ということがわかりました。農業を営む自分としては、やはり消石灰という言い方の方が馴染みがあります。土壌改良で使うものとほぼほぼ同じなんだ、と気づいた時にふと気になることが浮かびました。
ホタテパウダー商品Aは「安心安全な天然素材100%」と謳っていたということは、通常の消石灰は天然素材ではないということなのでしょうか?
調べたところ、水酸化カルシウムの原料は「石灰石」というもの。 石灰石は、全国各地で産出・採掘されており、鍾乳洞は石灰石が長い年月を掛けて成長した物だそうです。製造工程もホタテ貝殻と殆ど同じ。つまりどう考えても天然素材です。
ということは、化学物質を避け天然素材だからとホタテパウダーに拘る必要は必ずしもなさそうです。どのみち水酸化カルシウムなので化学物質なのですが…野菜その他の除菌洗浄が目的ならば不純物は入っていない方がなお良いはずです。
消石灰(水酸化カルシウム)の価格について
さて、食品添加物用の消石灰の原料が天然の石灰石から作られていることがわかったところで、通常のものとホタテ貝殻焼成加水で作ったもの、どのくらい価格差があるのか見ていきましょう。
如何でしょうか。上の表を見ると、最大で50倍の価格差があることがわかります。⑤の原料だけ詳細がわかりませんでしたが、他は全てホタテ貝殻や石灰石などの天然素材を原料とし、③を除いて食品添加物の認定を受けていました。ものの値段は、一度に買う数量が多ければ多いほど安くなることが一般的なので、20kgのロットである④が安価になるのは理にかなっていますが、①との価格差は流石に大きすぎるのではないかなと思います。
通常の石灰石から作られているであろう⑤の商品ですら①の半値以下になっています。殺菌洗浄成分がすなわち水酸化カルシウムであるならば、なるべくコストパフォーマンスの良い商品を選びたいものですね。
pH12.5〜13.2ってどのくらい強いアルカリなの?
アルカリ性について、なんとなくは知っていてもその危険性についてはあまり身近ではないのかもしれません。むしろ塩酸のような強い酸性の物質の方が怖いイメージがあるのではないでしょうか?
しかし実際のところ、人体にとっては強酸性より強アルカリの方が甚大な被害が出やすいです。強酸性の物質に触れた場合は摂食した部分に直ちに火傷のような強い痛みが発生しますが、強アルカリ性はゆっくりと皮膚のタンパク質を侵し、浸透しながら深部まで到達し皮膚の組織を破壊してしまいます。接触時に強い痛みがないために発見が遅れ、重症化するという点で注意が必要です。
まとめ
如何でしたでしょうか。ホタテパウダー=消石灰=水酸化カルシウムは、物質そのものを取り扱う際には細心の注意を払う必要がありそうです。現実に、小中学校のライン引きの粉として使用されていた水酸化カルシウムによって2007年には98件の視力障害事件が発生しています(日本経済新聞より)。
つまり、目に刺激性があり最悪失明する恐れがあり使用されなくなったものが、現代の一般家庭の台所に置かれているということになります。さらに、屋内空間での使用によって、鼻腔や肺などの呼吸器への被害が1度の使用、および継続使用による吸入によって起こりやすくなっている可能性も十分に考えられます。
先の実験ではホタテパウダーによって農薬が落とせているのかは終ぞわかりませんでしたが、強アルカリ水が除菌洗浄作用を持つことは間違いないので、今後使用していくのであれば是非GHSの注意喚起に則り、
①手袋・マスク・眼鏡orゴーグルを必ず着用すること
②製品使用時には飲食・喫煙をしないこと
③製品使用時には子供や他者を近づけないこと
④子供の手の届かない所に保管し、できれば施錠すること
⑤粉じんを吸入しないこと
⑥取扱後は暴露した皮膚をよく洗うこと
以上は最低限遵守しなければ安全を確保できないと思います。特に粉立ちが良いため粉塵を吸入しやすいのでマスクは必須ではないでしょうか。
以上、実際に使ってみて気になった部分を解明してみました。
如何でしたでしょうか?リスクとベネフィットをよくよく考えて使う商品を選んでいきたいものですね。
それでは今回はこの辺りで。
ありがとうございました。
コメント
コンニャクの手作りのために、ホタテ貝殻焼成カルシウムを買ったばかりだったので、夢中で読みました。
読後、改めて確認したら、例に上がっているニチガのもので、野菜洗浄への使い方しか載ってませんでした(汗)
下らない無農薬信仰を忌み嫌っていたのですが、まさかこんな形で片棒をかつがされるとは涙
でも手作りコンニャクは美味しかったので、取り扱いには注意しながら保管して、食品添加物のみで使います。
重要な情報と気づきをありがとうございました!