委員会は11月16日(木)、欧州食糧庁と欧州化学品庁の安全性評価に基づき、最大散布量などの新たな条件と制限を条件として、グリホサートの認可を更新すると発表した。
バイエル社は、グリーンピースなどの環境保護団体から非難されたEU執行部の決定を歓迎した。
バイエルは声明の中で、「今回の再認可により、EU全域の農家に重要な総合雑草管理技術を提供し続けることができる」と述べた。
2018年にモンサントを630億ドルで買収してラウンドアップを手に入れたドイツ企業は、全米の原告から数千件のガン訴訟に直面している。
グリホサートは何十年もの間、農家で広く使用され、鉄道の線路の雑草除去などにも使用されてきた。
欧州委員会は、認可を10年延長することを提案し、EU加盟27カ国の承認を求めていた。
しかし、木曜日と1ヶ月前の投票では、このハードルをクリアすることはできなかった。
EUの規則では、欧州委員会は12月15日に期限切れを迎える認可について決定を下さなければならなかった。
フランスの親環境農業団体Confederation Paysanneは、この決定と承認プロセスを “スキャンダラス “と呼んだ。フランスは棄権した数カ国のうちのひとつである。
グリーンピースは、グリホサートが人間の健康と環境に悪影響を及ぼす可能性が高いという科学者の多くの意見に反する今回の決定に憤慨していると述べた。
グリホサートを使用しない農業は可能であり、農家が段階的にグリホサートを使用しないよう、公共政策が支援すべきだと述べた。
農業団体CopaとCogecaは、同等の代替案はないと述べた。
英語原文:AGWEEK
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