セラミス栽培という無謀なやり方でプロ家庭菜園家を目指す今日この頃。本業の傍らでキャベツのセラミスプランター栽培に挑戦し、何とかモノになりそうなのでここで一つ原価をざっくり計算してみようと思います。
費用項目を確認
今回セラミスプランター栽培に使用した各種資材は
● キャベツ種子(YR春系305)
● 園芸培土(セラミスグラニュー)
● 根腐れ防止剤(ゼオライト)
● 肥料(微粉ハイポネックス)
● 底面給水型プランター(浅型40cm)
● 防水テープ
● 水道水
大まかに取り上げるとこんな感じです。播種機やジョウロ、作業用手袋や電灯など細かく見るとキリがないのでこの程度に留めておきました。肥料や水道水、根腐れ防止剤等は使用量に応じて単価から算出すれば問題なさそうです。
セラミスグラニューとプランターについては繰り返し利用できますのでざっくり一律10年の耐用年数で償却することとします。
※セラミス栽培については下記リンクを参照してください。
計算してみた
キャベツの種子は一袋まさかの20mlと粒計算でないため、良くある2000粒のロットとして計算しました。
セラミスグラニューはアマゾン経由で3Lが3980円。ちょうどプランターに収まる量で売っています。
ゼオライトは1kg売りのものから100g程度使いました。大した金額ではなさそうです。
肥料微粉ハイポネックスは1回の水やり4Lに対し500倍、つまり8g投入しています。定植後のキャベツの栽培日数を約110日として、約5日に1度のペースで水やりをするので合計22回施肥したことになります。ここから総使用量を算出します。
底面給水型プランターは987円。これを10年で償却。防水テープはプランターのサイドスリットを塞ぐために40cm程使いました。まあ微々たるものですね。
最後は水道水ですが、水道の一般的な料金は1Lあたり0.2円。4Lの水やりを合計22回行うので88L使った計算になります。水道水って存外安いです。
これら全てを計算して出したセラミスプランター栽培の生産原価は….
結果は…
え? 1,032円? 高ッ!!
通常”売価”で1玉78~298円とかですよ。いや、まあ当然といえば当然なのですが…肥料がちょっと多すぎたような気がするのですが結球具合見るとめちゃくちゃ良い感じなんですよね…笑
YR春系305は肥沃な土地を好む=要求肥料分が多いということなので案外丁度よかったのかもしれません。セラミスとプランターを償却したとしても600円台になりますので今後施肥量を見直して再検証してみようかなと思います。
しかし原価が1,032円となると一体売価はいくらになるのでしょう?キャベツは重量もあるため送料も高くつきそうです。1個2,000円のキャベツ何て誰が買うんだ…
これを産直ECや個人販売したとして『シト式セラミス栽培のプレミアムゴールドサワーキャベツ』とでも銘打って売り出せば買い手がつくのでしょうか?笑
まだプランターにて絶賛肥大栽培中ですので買いたいと思われる方は是非ご一報を…(冗談です)
しかし圧倒的コストパフォーマンス(大赤字)でも”栽培を楽しむ”ことができれば家庭菜園は面目躍如。セラミス&プランター栽培でどこまで行けるかを検証する要素の方が強かったので私としては大満足でした。
折角なのでうちの慣行栽培の品種と食べ比べでもしようかなと考えています。
農業とは違った視点で楽しめる「非農業」、皆様も是非挑戦されてみては如何でしょうか?
今回はこの辺りで。ありがとうございました。
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