【趣味】#6【検証】#10 ウワサの電気栽培に挑戦!フィボナッチスパイラルでプラーナを活かすことができるでしょうか。<勉強編>

家庭菜園

皆様は覚えていますでしょうか?
少し前にTwitterで「電気栽培」なる農法が話題(?)となり、家庭菜園を1年ほど前から楽しむ私も大変興味を持ったのは記憶に新しいです。

なんでも肥料や農薬なしに素晴らしい成果をもたらす栽培技法の様で、とても面白そうです。
実践している先人に倣いつつ、原理原則をしっかり理解してから試していこうと思います。

電気栽培とは?

cultivateELEVATE というサイトによれば、電気栽培は、地球の大気エネルギーを収穫するために特定の材料を利用して収量を増やす古代の慣行農法だそうです。このエネルギーは常に存在し、私たちの周りにはチー、プラナ、ライフフォース、エーテルとして認知されているそう(されているのか?)

電気栽培を使用する場合、農薬、肥料を使用する必要がありません。このことが原因で電気栽培という農法の普及が抑制された理由となっているそうです。必要なのは、太陽、雲、雨、空気中の窒素、そして大気エネルギーを利用する能力だけ。

これらのエネルギーを集めるアンテナは、木材、銅、亜鉛、真鍮などの材料から作成できます。これらのアンテナを庭、土壌、プランターまたは農場に追加すると、収量を増幅し、霜や過度の熱に対抗し、灌漑を減らし、害虫を減らし、土壌の磁気を高め、長期的にはより多くの栄養素につながる…だそうです。

ふむ。なるほどわからん。

電気栽培の効果

文献には次の様に記載されています。

電気栽培、この発明は地球の生産力を強化するものであり、全世界の復活と繁栄の大きな要因の1つとなるものです。
作物をかなりの割合で増やし、栽培に伴う手作業をできるだけ少なくし、肥料に毎年費やされている莫大な金額を節約し、自然のあらゆる力が凝縮されたこの新しい装置がそれに取って代わります。

何やら期待大の予感。電気栽培の装置は世界の復活の一翼を担うとまで書かれています。
世界が今滅亡しているのかは別として、増収については具体的な数値も出ています。

その有益な効果は、植物自体の一般的な発育だけでなく、特に、畑の拡大、穀物、野菜、果物、塊茎、つる植物などの大きさと優れた品質にも跳ね返り、でんぷん、糖、アルコールなどの有用な要素が豊富になり、単に25パーセントから30パーセントではなく、100パーセント、200パーセント、しばしばそれ以上も増加する。

なるほどこれほど著しい増収が見込めるのであれば世界も復活しそうです。

電気栽培のメカニズム

電気栽培の装置は、土壌の磁気や地電流(地中を流れている微弱な電流)、大気に浮遊している電気などの微弱な電流を捕捉してエネルギッシュな電気に変換されるのだそう。
上述した電気栽培の圧倒的な優位性は何に起因するでしょうか。それは次の3つの要素によるものだと記載されています。

1.電流の強度が弱いこと。
2.電流が連続的に流れること。
3.工業用電気では供給できない磁気作用があること。

当該サイトのざっくりとした説明ではいまいち理論が判然としなかったので、他にも色々と文献を漁ってみたものの、資料中にも「電気栽培がどの様に作物に作用しているか正確にはわからない。けれど効果はある」と言った旨のものが多かったです。その総まとめ的センテンスが論文の最後に記載されていたので、心して読んでおいてください。

【エレクトロカルチャー】
無線であらゆるものを成長させる!
お金を稼ぎたい人!
お金を節約したい人!
植生に応用された新しい科学の進歩。これによって

1.穀物、果物などの作物を100~200%以上増やすことができる。
2.肥料の使用と経費が不要になる。
3.野菜や果物が美味しくなり、味も良くなり、より大きくなる。
4.ブドウはより甘く、より多くのアルコールを含み、寒さは成長に影響を与えず、ブドウの木の硫化は不要になる。ベト病、フィロキセラ、オジウムなどの心配がない。
5.寄生虫、病気、昆虫が駆除される。
6.古い果物の木が若返り、再びよく実るようになる。
7.羊や牛は、エレクトロカルチャーで育てた飼料を食べると、よりよく育つ。
8.手作業が節約される。
9.作物の収穫が早まり、製品が早い時期に市場で販売される。
10.電気農業は特に干ばつに悩まされた地域に適している。
11.電気栽培は土壌に湿度を供給するので、肥料の必要性をなくし、雨の必要性をなくす。

注:本装置は電気を自分で作るので、費用は一切かかりません。
電池は必要ありません。

如何でしょうか。なるほど、いいことづくめです。なぜ現代になっても普及していないのでしょうか?

今までのN-P-Kはどう考えたらいいの?

ここまでいいことづくめだと、今まで私たちが使ってきた肥料の成分、植物に必須の窒素、リン酸、カリウムはどの様に考えたら良いのでしょうか。それについても記載がありました。

生育を強めるために肥料を使用する場合、化学製品(肥料や農薬)が植生に直接影響を及ぼすと仮定してはならない。

事実はこうだ。分解するすべての化学成分は電流を発生させ、地中の肥料の分解に起因するこの電流が、植物の激しい成長に必要な流体を植生に与えるのである。

大気中の元素は、土壌そのものよりも植物にはるかに多くの栄養をもたらし、化学肥料が生産を強化するとすれば、土壌中での分解が大気中のものを強化する電流を発生させるからだという我々の主張を強化する。

したがって、大気中の電気を培養のために利用することは、最も重要な発明であり、費用のかからないこの自然の力を利用することを拒むのは懐疑主義者だけである。

何を言っているのかよくわからないですが、できる限り理解しようと試み図にしてみました。

まとめると
① 肥料も地中で分解される時に電気を発生
② その電流が植物の成長に寄与する
③ 電流そのものを集積する電気栽培装置があれば肥料は不要!

ほぉ…

信用に値する農法なのか?

ここまで読まれた皆様の心中にはおそらく「んなわけないやろ」という思いかと思われます。私もそうです。ただ、成功と失敗の要素が複雑に絡み合う農業とという分野では、作用機序がよくわかっていない状態で商品化される資材もあることですし、原理原則が疑わしいとて試すこともなく一蹴するのは些か傲慢というもの。ここはしっかり再現してみようと思います。

栽培装置=電気アンテナを作るには?

電気栽培の最も簡易的かつ確実な電気アンテナは、木製の棒(割り箸や竹串でOK)に銅と亜鉛の線を巻くことで、空気中でフィボナッチスパイラルを作ることができます。亜鉛と銅の組み合わせは、太陽がアンテナに当たるとバッテリーのように機能します。

その後、このアンテナを約6〜8インチの土に入れ、母なる自然に魔法をかけさせます。創造的になり、さまざまなデザインを試すと、電気文化の真の可能性がわかります。だそうです!

電気栽培は屋内植物や鉢植え植物で機能する?

電気栽培の効果を正確に測るためには、環境制御が可能な屋内での実験が必至。ところで、電気栽培は屋内でも十分に機能するのでしょうか?サイトをしらみつぶしに調べてみました。

ありました。
電気栽培は屋内植物で素晴らしく機能します!シンプルな箸を使って屋内アンテナを作ることができます。だそうです。これで屋内栽培でも比較実験が可能である言質を取ることができましたね。

さて、次回はいよいよ実験開始です!



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